2009年5月25日月曜日

新型インフル きょうから学校再開 大阪・兵庫の休校解除

 新型インフルエンザの感染が拡大した大阪府と兵庫県の全域で、約一週間の休校措置が取られていた小中高校などの授業が二十五日に再開する。
 これまでの感染者は兵庫県百七十人超、大阪府百四十人超。国内の感染者は二十四日、検疫段階と合わせ、埼玉、東京、神奈川、滋賀、京都、大阪、兵庫の七都府県で三百四十三人になった。兵庫県西宮市在住の高校三年の男子生徒(18)らのほか、成田空港の検疫でカナダから帰国した東京都内の男性(41)の感染が確認された。男性は日本航空の社員で会議のため米国に滞在、カナダ経由で帰国した。地上職で接客はしていない。
 大阪府と兵庫県では、学校内での感染を防ぐため全域で一週間程度の休校措置がとられた。しかし二府県の調査で、発症者は十七日をピークに減少傾向に転じた。
 感染者の急増地域では、休校を自治体が柔軟に判断できるとする国の新たな指針を受け、兵庫県と神戸市、大阪府と大阪市は一斉休校の解除を決めた。
 多数の感染者が出た神戸高校や兵庫高校(いずれも神戸市)や関西大倉高校(大阪府茨木市)は休校を続け、症状が回復していない生徒のいる学校は学級閉鎖で対応する。
◆受け入れ準備追われる学校
 一斉休校措置が解除されて授業が始まるのを前に、大阪、兵庫両府県の学校は久しぶりに登校する子どもたちの受け入れ準備に追われた。
 大阪市西区の九条南小学校は二十四日、携帯電話のアドレスが登録されている保護者二百人に「平常通り学校がはじまります。用意をして集団登校させてください」とのメールを送信。正門付近にも同じ内容の看板を掲げた。
 籔内康士教頭(52)は「生徒はこの一週間の休校でストレスがたまっていると思うので精神的なケアをしたい。中止になった行事の再開で忙しくなりそうだ」と話した。
2009年5月25日付(東京新聞)
続きは・・・http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2009052502000057.html

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