福田康夫首相は23日午前、首相官邸で記者団に対し「薬害肝炎患者を全員一律で救済する」と述べ、薬害肝炎患者を一律救済するための法案を議員立法で今の臨時国会に提出する方針を表明した。
首相によると、薬害肝炎訴訟の原告団による和解拒否を受けて、21日に与党に検討を指示。22日に幹事長・政調会長との間で方針を確認したという。
首相は「公明党の了解も取っている。早く立法作業を進めてほしい」と語り、与党による法案具体化に期待を表明。「民主党とも当然話し合わなければならない。法案作成に加わってもらってもいいのではないか」と述べ、法案の早期成立に向けて与野党政策協議を実施することにも前向きの考えを示した。
2007年12月23日付(日経ネット)
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