2008年9月29日月曜日

中山国交相が辞任、就任5日目…後任に金子・元行革相

 中山成彬国土交通相(65)は28日、麻生首相と首相官邸で会い、成田空港拡張への反対を「ごね得」などと発言した問題の責任を取って辞表を提出し、受理された。後任には、金子一義・元行政改革相(65)の就任が決まった。組閣からわずか5日目の閣僚辞任は、麻生政権には大きな打撃となった。ただ、首相は、中山氏の早期辞任で衆院選への影響は最小限に抑えられると見て、10月上旬に衆院解散する方針は維持し、「10月21日公示―11月2日投開票」の日程で衆院選を実施する意向だ。
 中山氏は首相に「職責を全うすることができなくなり、申し訳ない」と謝罪した。首相は「極めて残念だ」と述べた。この後、中山氏は国土交通省で記者会見し、「国会審議にいささかでも支障があるとすれば、私の本意とすることではない」と辞任の理由を説明した。就任5日目の閣僚辞任は、竹下改造内閣の長谷川峻法相の4日目に次ぎ、現行憲法下では2番目の早さだ。
2008年9月29日(読売新聞)

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