2008年9月3日水曜日

障害者の歯 守ろう 

 障害者の歯の健康を守ろうと、湖南4市(滋賀県草津、守山、栗東、野洲)の障害者通所施設でつくる連絡会が、通所者を対象にした歯科検診事業に本年度から取り組んでいる。県内では初めての試みで、関係者は「これからも続けていきたい」と手応えを感じている。
 草津保健所によると、障害者は虫歯などで歯を失うペースが平均より10年ほど速いという。保健所が管内各施設で歯科検診を行っていたが、予算確保の難しさなどから、昨年度でいったん終了した。
 保護者や施設関係者から「必要性の高い事業であり、続けたい」との声が上がったため、昨年10月に湖南地域の31施設が「湖南地域障害者通所施設歯科保健連絡会」を結成。独立行政法人「福祉医療機構」の助成金や、県歯科医師会湖南支部などの協力を得て、新たに事業を行うことになった。
 第1弾として、歯科医師ら6人が8月21日、草津市山寺町の通所授産施設「むつみ園」を訪れ、通所者42人を検診した。今後は各施設で順次検診を行い、保護者や施設職員向けに歯科衛生指導なども実施する。  連絡会会長の後藤清隆むつみ園長(52)は「通所者が歯の痛みをうまく伝えられずに悪化するケースもあり、事業を通じた周囲の支援は欠かせない」と話している。
続きは・・・http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2008090300034&genre=O1&area=S10
2008年9月3日付(京都新聞)

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