2008年7月13日日曜日

臨床研修後、新人医の大学Uターンが56%

地域格差 関東82% 四国29%
 大学卒業後、民間病院などで2年間の臨床研修を終え、大学病院に戻った新人医師は56%にとどまることが、「全国医学部長病院長会議」(会長=小川彰・岩手医科大学長)の調査で分かった。
 地域格差も顕著で、同会議は「地域医療は崩壊の危機にあり、国は早急に臨床研修制度を見直してほしい」としている。
 調査は、医学部を持つ全国80大学を対象に調査を実施。今春、大学病院に戻ったのは55・9%。新臨床研修制度(2004年導入)が初めて適用された06年の50・6%に比べ5ポイント増加したが、制度導入前の02年(71・4%)には遠く及ばず、研究もこなす大学病院を敬遠し、民間病院を選ぶ傾向が続いていることが分かった。
 大学に戻る率が高いのは関東地方の82・3%で、逆に低いのは、四国28・7%、東北32・7%、中部39・1%、中国39・7%で、地域格差も目立った。診療科別では、夜間の呼び出しなどがあり、激務で訴訟リスクも高い外科や脳外科、小児科などを避ける傾向が見られた。
続きは・・・http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20080713-OYT8T00250.htm
2008年7月13日付 (読売新聞)

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