2009年6月3日水曜日

新型インフル、重症度「中」…WHO

「警戒度6に近い」
 【ジュネーブ=平本秀樹】世界保健機関(WHO)のケイジ・フクダ事務局長補代理は2日の記者会見で、新型インフルエンザ(豚インフルエンザ)の警戒水準が、6段階のうち2番目に高い現在の「フェーズ5」から、「(世界的な大流行を意味する)フェーズ6に近づきつつある」と述べ、「6」への移行期にあるとの認識を示した。
 日本や英国、スペインなどに加え、南半球のチリや豪州でも、当初の旅行者による感染から、地域で感染が持続的に広がる過渡期にあるためという。
 一方、致死率や重症率に基づく新型インフルエンザの重症度は、3段階で2番目の「中度」にあたるとの認識を初めて示した。健康な人が死亡している点などを踏まえ、「軽度というのはためらわれる」と指摘した。
 ロイター通信などによると、同日までの新型インフルエンザの感染者数は64か国・地域で1万8965人。死者は南米で初めてチリで確認されるなど、計117人にのぼっている。
国内感染者395人に
 新型インフルエンザの感染者は2日深夜から3日午前にかけ、新たに静岡、千葉県で2人が確認された。全国で確認された感染者は395人となった。
 千葉県によると、2人のうち同県旭市の無職女性(29)は、1日に感染が確認された東京都墨田区の女性(29)と一緒に、先月30日、都内で行われた結婚式の3次会に参加していた。また静岡県では、社員研修のため同県内に滞在していた神奈川県在住の20歳代の男性会社員の感染が確認された。
2009年6月3日付 ( 読売新聞)
続きは・・・http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20090603-OYT8T00645.htm

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