2009年6月17日水曜日

栃木県警本部長「心からおわび」、菅家さんに直接謝罪

栃木県足利市で1990年5月、女児(当時4歳)が殺害された「足利事件」で、無期懲役刑の執行が停止され、釈放された菅家利和さん(62)が17日、宇都宮市の栃木県警本部を訪れ、石川正一郎本部長から謝罪を受けた。菅家さんが、捜査機関から直接謝罪を受けたのは初めて。
 応接室で菅家さんと対面した石川本部長は、「長い間、つらい思いをさせましたことを心からおわび申し上げます」と述べ、深々と頭を下げた。緊張した表情の菅家さんも、頭を下げて応じた。
 ◆当時の捜査員に直接わびてほしい◆
 面会後、記者会見した菅家さんは「(本部長は)心から謝っていると思った。許す気持ちになった」と話し、謝罪の言葉に涙が出たという。
 だが、石川本部長が「当時の捜査員を代表してわびていると考えてほしい」としたのに対し、菅家さん側は「(当時の捜査員に)直接わびてもらう機会を作ってほしい」と要望したという。
 弁護団によると、石川本部長が菅家さんを訪れることも提案されたが、弁護団側の意向で、菅家さんが出向く形になった。
 菅家さんは17日午後、釈放後初めて郷里の足利市に入り、大豆生田(おおまみうだ)実市長と面談した後、被害女児が発見された市内の渡良瀬川河川敷を訪れる。
2009年6月17日付(読売新聞)
続きは・・・http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090617-OYT1T00404.htm?from=main2

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