2009年6月10日水曜日

WHO、週内に大流行宣言へ フェーズ6へ準備指示

【ジュネーブ10日共同】世界保健機関(WHO)は9日、新型インフルエンザの警戒水準(フェーズ)を、現行の「5」から、世界的大流行(パンデミック)の宣言を意味する「6」へ週内に引き上げる方向で最終調整に入った。複数のWHO当局者が明らかにした。関係職員はチャン事務局長が週内に大流行を宣言することを前提に、準備態勢を整えるよう上層部の指示を受けた。
 事務局長は同日、記者団に「現象としては(既に)フェーズ6に入っている」との認識を示した上で、10日に一部加盟国と電話会議を開き、感染状況について説明を直接受ける予定を明らかにした。フクダ事務局長補代理はこれに先立つ定例記者会見で、大流行が「極めて近い状態にある」と話していた。
 WHO幹部らによると、電話会議には米国やメキシコなどの北米諸国と、感染が急拡大しているオーストラリアのほか、日本や英国などが参加する。
 チャン事務局長は「(大流行の宣言の前に)確かな証拠を見たい。緊急委員会との協議も必要だ」と話し、会議の結果を受けて事務局長の諮問機関である緊急委を招集、大流行宣言を最終決断する方針を示した。関係筋によると、緊急委は11日にも開かれる見込みだ。
2009年6月10日付(共同通信)
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