2009年6月7日日曜日

障害者が働くこと/4止 生き生きと働く障害者たち

◇ケース1 豆腐作り 年間売り上げ1億円

宮城県蔵王町 授産施設「蔵王すずしろ」

 知的障害者43人が豆腐を中心に豆乳やゆばなどを製造している。1カ月の工賃は4万~10万円で、平均約6万円。2011年度までに最低額7万円が目標だ。「障害者の自立は所得を守ることなしには実現しない」と考え、1丁210円の豆腐を1日1500~2000丁手作りしている。努力のかいあって05年度に売り上げ1億円を達成した。
◇ケース2 大会社の一員として誇りと責任

東京都日野市 東京電力の特例子会社「東電ハミングワーク」

 手や足に障害がある車いすの男性(右)は、印刷物のデザインを担当している=東京都日野市の東電ハミングワークで
 2008年10月設立で、社員45人のうち障害者は18~58歳の26人。障害の程度に合わせてそうじや印刷の仕事などに就いている。09年4月には園芸の仕事も加わり、新たに障害者21人を採用する予定。
 月給は13万2000円。知的障害のある木内健人さんはそうじを担当。「大企業の一員として誇りと責任を感じる。仕事は大変だが、感謝の言葉をかけられるとやりがいを感じる」と胸を張る。聴覚障害者が4人おり、全社員が手話で日常会話もできる。将来は障害者を社員の3分の2に増やす計画だという。

◇ケース3 「同情」ではなく「味」で客を呼びたい

山梨県甲斐市 カフェ「ゆめハート」

 「お待たせしました」と飲み物を運ぶ店員。後ろは安藤さん=山梨県甲斐市内の「ゆめハート」で
 体の筋肉が衰える病気で車いすの生活を送る安藤康雄さんが、障害者仲間2人と2008年3月、カフェを開いた。目玉のメニューは手作りのカレーとケーキ。「月1回来てくれる人が500人いれば何とかなる。リピーターをつくりたいと考えています」と安藤さん。厳しい経営が続くが、宣伝方法やイベントについて話し合いを重ねている。店の資金は、障害者を支援する山梨県が提供した。
続きは・・・http://mainichi.jp/select/wadai/wakaru/fukushi/

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