2009年8月30日日曜日

投票率 全区で70%超えも

期日前投票6割増
 「政権選択」に注目が集まり、盛り上がりを見せる今回の衆院選。各陣営にとって、勝敗を左右する投票率も気になるところだ。2005年の前回衆院選は、郵政民営化を争点に県内の投票率は71・27%を記録し、15年ぶりの70%超え。今回も28日現在の期日前投票者数は11万8604人と、前回衆院選と比べ、61・61%増と大幅に伸びており、有権者の関心の高さがうかがえる。

 1区の前回投票率は68・71%(前々回比9・13ポイント増)。各陣営とも、激戦を反映して「前回並みか、70%を超える可能性もある」と予想している。1区で70%を超えれば、1996年10月に小選挙区比例代表並立制になってから初めてとなる。

 自民の元首相に民主の新人女性が挑むという全国的にも注目される2区は、前回も73・29%(同5・70ポイント増)と高い投票率。各陣営とも70%超えは確実と読む。

 3区は前回72・24%(同7・05ポイント増)。本紙の世論調査で「必ず投票に行く」と答えた人が75%と前回衆院選時の調査を3ポイント下回ったが、各陣営は全国的な関心の高さから前回並みかやや上回ると見込んでいる。

 投票率の動向は、天候も鍵を握る。曇りになると投票率が高くなる傾向があるといわれ、金沢地方気象台によると、30日の県内は、全域でおおむね曇りになるという。
2009年8月30日付(読売新聞)

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