2009年8月1日土曜日

生活支援策競う、財源に違いも=自・民マニフェスト比較-衆院選【公約比較】

 自民、民主両党の衆院選マニフェスト(政権公約)が30日までに出そろった。
 自民党は「安心社会実現」、民主党は「国民生活第一」をそれぞれキャッチフレーズに個別の政策を競い合う。両党の公約を比較した。 

【子育て・教育
 両党とも「看板政策」のため大盤振る舞いとなった。民主党は中学生まで1人当たり月額2万6000円を支給する「子ども手当」と、公立高校の無償化を掲げた。これに対し、自民党は3~5歳児の幼児教育の無償化で対抗。高校・大学は返済義務のない給付型奨学金の創設や低所得者の授業料無償化も打ち出した。 

【年金制度】
 自民党は2007年参院選惨敗の要因となった年金記録漏れ問題について「来年末をめどに解決させる」。これに対し、民主党は「年金制度を一元化し、月額7万円の最低保障年金を実現」と参院選マニフェストを踏襲した。ただ、具体的な制度設計は12年度から実施するとしており、詳細は不明だ。 

地方分権】
 自民党は17年までの道州制移行を明記。国と地方の代表者が話し合う協議機関設置も盛り込んだ。これは大阪府の橋下徹知事らの要望に応え、衆院選での支持を取り付けたいとの思惑もある。一方、民主党は「ひも付き補助金」を廃止し、地方が自由に使える「一括交付金」に切り替える方針。当初は国と地方の協議機関設置が明記されず、橋下知事らが不満を表明したため、公約に追加する方向だ。

【政治改革】
 両党とも国会議員の世襲を禁止した。民主党が即時実施を公約したのに対し、自民党は党内事情を考慮し、次々回衆院選から。国会議員の定数削減に関しては、自民党が10年後に衆参議員定数の3割以上を削減、民主党は時期を明示せず衆院比例定数を80削減するとした。 

【安全保障】
違いが際立ったのが海上自衛隊によるインド洋での給油活動。自民党は「テロとの戦い」を重視し継続を主張したが、民主党は公約で触れず、鳩山由紀夫代表は29日、来年1月の期限切れ以降は延長しない考えを表明した。 

【農業】
 民主党が「米国との自由貿易協定(FTA)を締結する」とした点について、自民党はコメや小麦、肉牛などの生産農家が壊滅的打撃を受けると批判。これに対し、民主党は「コメなどの重要品目は関税を引き下げない」(菅直人代表代行)と反論している。 

【財源・消費税】
 民主党が掲げる政策を完全実施するためには、13年度に16・8兆円の財源が必要。無駄の排除などで財源をねん出するとしている。一方、自民党は「経済状況の好転後」に消費税引き上げを含む抜本的な税制改革を実施する方針を示し、「責任政党」をアピール。ただ、具体的な引き上げ幅や実施時期は明記しなかった。
2009年7月30日付(時事ドットコム)
続きは・・・http://www.jiji.com/jc/c?g=pol&k=2009073000905&j1

ぼくが思うに、、【福祉】がなかったことが気になる。いったい【福祉】はどうなってるの・・・

1 件のコメント:

山田 豊 さんのコメント...

■「協議の場」めぐり各党に“圧力” 大阪・橋下知事- 影響力を行使するために必要な権力・権限の源泉は何か?
http://yutakarlson.blogspot.com/2009/07/blog-post_9035.html
こんにちは。橋下知事いろいろと各党に厳しい注文をつけていようですね。こうした、注文何も今始まったことではなく随分前からのことです。これに対して各党も、かなり気を使っています。
橋下知事、それに東国原知事ともに、かつて新人類と呼ばれた世代で、個人主義的だという共通点があります。しかし、この二人、旧世代とも共通点があります。それは、仲間作りという点です。テレビなどこの二人面白おかしく報道していますが、この二人の旧世代との共通点がありながら、どこか違ったところ、特に若い世代は注目して参考にすべきと思います。ここに書いていると長くなってしまうので、詳細は是非私のブログをご覧になってください。