2007年11月25日日曜日

コンビニ前に自主製品の販売店 輪之内の福祉施設

輪之内町の障害福祉サービス事業所「たんぽぽの里」の利用者による自主製品の販売店が22日、同町四郷のコンビニ「ファミリーマート輪之内町店」の協力で、同店駐車場にオープンした。

 小規模授産施設だったたんぽぽの里は、昨年4月の障害者自立支援法施行により今年7月に指定就労継続支援事業所の指定を受けた。現在は利用者12人が、一般就労に向けて製造作業などに取り組んでいる。

 これまでも福祉大会の会場などを通じて製品を販売してきたが、事業所の指定要件である「1人当たり平均工賃月3000円以上」をクリアすることが困難に。そこで職員が町内で協力してくれる企業を探し回ったところ、コンビニを経営する浅野春美さん(46)夫妻が快諾して出店が決まった。

 浅野さんは同町の元小学校教諭。「職員たちの苦労もよくわかるので協力したいと思った」という。利用者の1人に新任教師時代の教え子もいて、この日は二十数年ぶりの再会も果たした。

 店で主に売り出すのは、利用者が絵柄を入れたタオル(100円から)。店舗前にテントを張り、毎週木曜の午前11時から2時間、利用者3、4人と職員が交代で店頭に立つ。ファミリーマート広報IR部(東京都)によると、コンビニの敷地内にこのような店舗を出すのは全国的にも大変めずらしいという。

 たんぽぽの里の田中実所長は「利用者たちが社会へ出る準備として大変良い機会。ぜひこれからも続けていきたい」と話していた。(中平雄大)

2007年11月23日付(中日新聞)

続きは・・・http://www.chunichi.co.jp/article/gifu/20071123/CK2007112302066548.html

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