2008年4月2日水曜日

変わる4月 タクシー禁煙やガソリン値下げなど

 2008年4月からさまざまな新制度が始まるほか、各種料金の変動が起こる。光熱費や航空運賃、小麦粉などが値上がりするほか、後期高齢者医療制度の開始で低所得者の多くが負担増となるなど家計に響く新年度となりそうだ。一方、ガソリンは1リットル当たり19.5円値下げされる。
 県内市町村が公費で負担する妊婦健診は現行の2回から5回に増える。タクシーでは車内全面禁煙が始まる。 
【電気・ガス】・・・
 燃料費調整制度に基づき、電気やガス料金は値上がりする。沖縄電力では4~6月の        電気料金を1~3月に比べ、標準家庭で1カ月当たり126円値上げし、7580円にする。4~9月のガス料金は都市ガスが4月から一般家庭で10立方メートル当たり税込み42円上がって4298円になる。70戸以上の集合住宅に供給する簡易ガスは4月から150戸クラスの平均で10立方メートル当たり185円上がって5680円となる。
【国内航空運賃】・・・
 国内の航空運賃は平均約2・6%値上がりする。那覇~東京間の普通運賃は日本航空、全日空ともに4万800円で、昨年同時期より3400円の値上がり。那覇~石垣など離島の割引運賃は据え置く。
【ガソリン】・・・
 暫定税率の期限切れに伴うガソリン価格は県内は1リットル当たり19・5円の値下げとなり、各社の抱える在庫がなくなり次第、徐々に値下げされる。販売時に課税の軽油は4月1日から17・1円安くなる。 
【小麦粉】・・・
 沖縄製粉は4月21日出荷分から業務用、家庭用小麦粉の価格を約16~22%値上げする。家庭用は1キロ当たり19~20円引き上げる。
【タクシー】・・・
 県ハイヤー・タクシー協会と全国個人タクシー協会沖縄支部は1日からタクシー約5300台を全面禁煙車とする。
【後期高齢者医療制度】・・・
 後期高齢者医療制度は75歳以上の高齢者や65歳以上の一定の障害のある人が対象。保険料は都道府県の広域連合が設定するが沖縄は年間平均6万1805円となる。現行の国民健康保険と比べると、低所得者らの多くが負担増になる。 
【特定健診・特定保健指導】・・・
 40歳から74歳の医療保険加入者(家族を含む)を対象にメタボリックシンドロームに着目した健診と保健指導が実施される。
【妊婦健診】・・・
 県内市町村が公費で負担する妊婦健診が現行の2回から5回に増える。うち13市町村は1回2000円が利用者負担になる。 
【八重山かまぼこ】・・・
 八重山かまぼこは今月中旬ごろから約30%の値上げを予定している。業者によると調理の経費増や漁船の燃料費高騰による魚の値上げのほか、ゴボウが4倍、ニンジンが1.8倍の値上げに伴うもの。
続きは・・・http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-130709-storytopic-4.html
2008年4月1日付(琉球新聞)

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