2008年4月30日水曜日

福祉施設:障害者と高齢者を同時受け入れ NPO、きょう垂水に開所 /兵庫

 阪神大震災後、1人暮らしの高齢者向けに配食サービスなどを提供してきた主婦らのNPO法人が4月29日、神戸市垂水区星が丘3に障害者ケアも目指す「第2星が丘ホーム」を開所する。近くにはデイサービスなどの提供施設「星が丘ホーム」が既にあり、両施設でサービス対象をさらに広げた総合的な支援を目指す。
 星が丘ホームは震災前から垂水区の主婦、徳岡八重子さん(56)らが取り組んだ高齢者向けの給食宅配サービスが前身。震災後は高齢者向けに仮設住宅で給食サービスなどをしてきた。
 高齢者の孤独死が起きた仮設住宅よりも安心して生活できる場を設けようと、介護保険制度の開始を控え民家を改装し、少人数の高齢者で共同生活をするグループホームを計画。デイサービスと独自の宿泊サービスを組み合わせて99年に星が丘ホームを開設した。
 訪問介護サービスも始めたほか、不測の事態に備えて、職員は05年にはケアマネジャーの資格も取得。「困っている人を可能な限り受け入れよう」と運営してきた。
 第2星が丘ホームは、3階建ての2世帯住宅を借り、障害者と高齢者を同時に受け入れる計画。国の基準では両者を同じ階でケアできないため、高齢者向け通所介護サービスを始めて、エレベーター設置後に障害者も受け入れる。エレベーター費用など1000万円が不足しており、募金を募っている。
続きは・・・http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20080429ddlk28040422000c.html
2008年4月29日付(毎日新聞)

0 件のコメント: