2008年4月4日金曜日

4月スタート 75歳以上を対象 後期高齢者医療制度  全員が保険料負担

 75歳以上のお年寄りを対象とした「後期高齢者医療制度」が4月からスタートする。対象者は従来の国民健康保険(国保)などから脱退して新制度に加入し、全員が保険料を負担することになる。同制度をあらためて整理する。 (杉戸祐子)
 「高齢者が新しく費用を負担するなんて。高齢者の医療費がかさんで長生きして申し訳ないと思う」。東京都内で1人暮らしをする女性(96)は新制度の導入にこう嘆いた。女性は中部地方で暮らす長男(68)の加入する国保の扶養家族になっており、これまでは保険料は負担せず、窓口負担(1割)だけで医療を受けてきた。ぜんそくとひざの関節痛で月に2回通院するほか、治療を受けたがんの再発がないか、定期検査を受けている。月ごとの医療費の自己負担は約千円という。
 女性の収入は2ケ月で約8万円の年金のみ。ほとんどが生活費に消え、外出費などは貯金を切り崩している。「ギリギリの生活をしている中で新しく保険料を徴収されるのは大変困る」
続きは・・・http://www.chunichi.co.jp/article/living/health/CK2008032802099025.html
2008年3月28日付(中日新聞)

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