2008年4月28日月曜日

『医療』に高齢者の乱 平岡氏 怒りの声『民意だ』

 高齢者の医療制度やガソリンの再値上げをめぐる政府の姿勢に、有権者は4月27日、怒りの声を上げた。福田政権発足後初の国政選挙で自民、民主両党の全面対決となった衆院山口2区補欠選挙。「お年寄りをいじめるな」と訴えた民主党候補に、政府・与党への批判という強烈な追い風が吹いた。 
 民主党前職の平岡秀夫氏(54)は投票終了直前の午後八時前、岩国市内の事務所に到着。ほどなくテレビで当選確実の速報が流れると「うおー」と大きな歓声。平岡氏は右手を何度も上げ、感極まった表情で頭を下げた。
 後期高齢者(長寿)医療制度の賛否を街頭アンケートで問うなど争点化に努めた。「さまざまな施策を『何とかしてほしい』と願う気持ちを受け止めた成果だ」と平岡氏。
 「今回の補選が直近の民意。福田政権がどう対応するか見極めたい」「(新医療制度は)いったん白紙にすべきだ」と語り、握手を求める支援者にもみくちゃにされると、ようやく笑顔を見せた。
 自民党新人の山本繁太郎氏(59)も岩国市内の事務所に待機したが、テレビの「平岡氏当選確実」のテロップに、詰め掛けた支援者から落胆の声が漏れた。
 陣営幹部も「医療制度の話題ばかりで候補者の顔が見えなくなってしまった」「想定外だった」と口々に指摘していた。
続きは・・・http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2008042802007184.html
2008年4月28日付(東京新聞)

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