2008年4月4日金曜日

知的障害者の再犯防げ、刑務所と福祉の「橋渡し」役育成へ

 刑務所を出所した知的障害者の円滑な社会復帰を目指し、全国に先駆け、知的障害者を受け入れてきた社会福祉法人「南高愛隣会(なんこうあいりんかい)」(長崎県)が、厚生労働省や法務省の支援を受け、刑務所と福祉施設の橋渡しをするスタッフの育成に乗り出した。
 
 知的障害のある受刑者については、身元引受先がないまま出所して再犯に及ぶケースも多く、「矯正」と「福祉」の連携に期待が高まっている。
 「これまで、行き先が決まらない出所者に刑務所ができるのは、最寄りの駅に送ることまででした」
 先月中旬、南高愛隣会が千葉市で開いた研修会。講師の法務省職員の話に、福祉施設や障害者就労支援センターなどで働く人たちが熱心に聞き入った。隣の部屋では、厚労省や社会福祉法人から来た講師が、刑務所職員らに障害者福祉の実情を説明した。東京の杉並区障害者雇用支援事業団から参加した木内妙子さん(49)は、「行き場がなく、短い期間で再犯を繰り返す人たちがいることを初めて知った」と話した。
続きは・・・http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080403-OYT1T00148.htm
2008年4月3日付(読売新聞)

0 件のコメント: