2008年1月20日日曜日

大災害時の負傷者受け入れ万全に 京都医療センター、初の訓練

 大規模災害発生時の負傷者への対応を円滑に進めるため、京都市伏見区の国立病院機構京都医療センターは19日、院内で訓練を行った。負傷の具合で治療の優先順位を決める「トリアージ」をもとに、医師や看護師らが適切な処置を取った。

 同センターは救命救急センターがあり、地震などの災害が起きた場合、多くの負傷者を受け入れることになる。医師や職員の意識を高めようと、初めて訓練を実施した。

 訓練は、午前9時ごろ、府南部を震源地とした震度6強の地震が発生し、多数の負傷者が来院していると想定。医師、看護師、事務職員のほか、負傷者役の同センター附属看護助産学校の生徒ら約200人が参加した。

 災害対策本部を立ち上げた後、病院の玄関前にトリアージセンターを設けた。運び込まれてくる負傷者に対し、けがの程度が重い順に黒、赤、黄、緑に割り振り、それぞれの治療場所に搬送。待機した医師が診察し、看護師は脈拍をとったり、点滴を打つ用意をした。現場は本番さながらの緊張感に包まれていた。

 反省会では、参加者たちが「搬送用のストレッチャーが足りなくなった」「負傷者を待たせてしまった」などと意見を述べ、全員で問題点を共有した。

2008年1月20日付(京都新聞)

続きは・・・http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2008012000021&genre=C4&area=K1I

0 件のコメント: