がん放射線治療の第一人者である東大病院放射線科の中川恵一准教授が15日、東京都千代田区の私立暁星高校で、がんについて特別授業を行った。
これまで、厚生労働省のがん対策の会議などで、若い世代へのがん教育の必要性を訴えており、手始めに母校での授業を試みた。
授業は「がんのひみつ」と題して行われ、2年生約180人が聴いた。
まず、1970年代に国家がん法が施行され、がんによる死者が減っている米国に比べ、がん対策基本法が2年前にできたばかりの日本は、がん対策の後進国だと説明。スライドを使って、がんの原因やたばこの影響も解説しながら、米国やドイツで患者の6割以上が受ける放射線治療が日本では4人に1人しか受けていないことや、痛みをとる緩和ケアの普及が進んでいない現状を紹介した。
続きは・・・http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/kyousei_news/20080129-OYT8T00212.htm
2008年1月29日付(読売新聞)
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